季節が秋めいてくると、スタッドレスタイヤへの履き替えを計画しはじめますよね。
多くの人はメーカー、ブランド、口コミ、そしてそれぞれの機能などを比較して選ぶと思います。
でも使い方ひとつでせっかく買ったスタッドレスタイヤもクズタイヤになってしまう可能性があるのです。
この記事ではスタッドレスタイヤのパフォーマンスを十分に引き出すためのちょっとした気遣いとやりがちなNGな使い方もご紹介したいきたいと思います。
スタッドレスタイヤの寿命は?
スタッドレスタイヤは通常のサマータイヤと違いゴムが非常に柔らかいため、摩耗スピードがどうしても夏タイヤに比べると早くなります。つまり減りが早くなります。
一般的にスタッドレスタイヤの寿命は3シーズンがひとつの区切りと言われています。
でもこれはメーカーの平均的なデータですのですべての方が当てはまるわけではありません。
スタッドレスタイヤのキモはゴムの柔らかさです。ゴムが硬くなったスタッドレスタイヤは非常に危険です。
3シーズン以内でも保管状態が悪かったり、タイヤへの負荷が高くなると早々に硬化してくることがあります。
次の記事ではスタッドレスタイヤの保管の仕方をご紹介いたします。
長持ちさせる使い方と保管方法
ここからはシーズンを終えたスタッドレスタイヤを来シーズンまで保管する最適な方法をご紹介いたします。
まずサマータイヤへの履き替えのタイミングですが地域にもよりますが関東地方であれば5月の長期連休ころまでにはサマータイヤに履き替えることをお勧めします。
履き終わったスタッドレスタイヤの保管について
まず第一に考える必要があることは、スタッドレスタイヤは紫外線が大敵であることです。
紫外線はゴムを劣化させ柔らかいゴムを硬化させてしまう一番の原因です。
そうならないためには温度変化があまりない、日の当たらない物置や屋根のついたガレージにカバーをかけて保管できればベストです。
さらにタイヤの溝などに挟まった小石はできるだけ取り除き、雪道を走った時に付着した塩化カルシウムも洗う流しておくと良いです。
次にやってしまいがちなNG保管方法を挙げてみます。
- シーズンが終わっても履き続けてしまう。
- 野ざらし状態で保管する。
- 空気圧が高いまま保管する
特にシーズンが終わってもそのまま履き続けてしまうことは、一番やってはいけません。
最悪バーストやゴムが溶けてグリップしなくなり制動距離が著しく延びてしまう可能性が出てきてしまいます。
そして次のシーズンではスタッドレスタイヤとして機能しないタイヤになってしまいます。
よくもうスタッドレスとして寿命だから履きつぶすなんて方もいたりしますが、非常に危険です。今すぎ辞めたほうが良いです。
私の友人はこの考え方で履きつぶそうとして、夏の高速道路でバーストしてしまい、危うく大事故になるところでした。
スタッドレスタイヤは路面温度が10度台の道路では機能しますが、夏場の炎天下のアスファルト環境下ではスタッドレスタイヤは過熱したフライパン上のバターのような状態です。
ちょっと大げさかもしれませんがそれくらい危険な行為なのです。
スタッドレスタイヤを長持ちさせる小さな心がけ
スタッドレスタイヤはゴムの柔らかさが命です。
ですのでサマータイヤ以上に以下のポイントを心掛けて運転するだけでもちが劇的に変わります。
- 急のつく運転はしない
- 砂利道を走るときは慎重に
- 停止時のハンドル操作は最小限に
この3点を気に留めてタイヤにやさしい運転を心掛けてみてください。
ちょっとした心がけがタイヤをいたわることにつながりますので是非実践してみてくださいね。
まとめ
スタッドレスタイヤはサマータイヤに比べて繊細なタイヤです。
その繊細さが、雪道の安全に直結しますので、サマータイヤに比べ寿命がどうしても短くなってしまいます。3シーズン~4シーズン目に突入するタイヤは履き替える前に必ず点検し、可能であればタイヤショップでスタッドレスタイヤのゴムの硬度を硬度計で測定してもらうと良いでしょう。
正しい保管方法と少しの心がけで冬のドライブの安心度が変わってきます。
この記事を読んでスタッドレスタイヤに対する考え方が変わってもらえたら幸いです。
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