グリル塗装はクルマのイメージが変わるとても簡単でおすすめのカスタマイズです。
通常は塗料を混合しスプレーガンでやられる方も多いですが、実は缶スプレーでも簡単に仕上げることが可能なんです。
ただ、意外とそのやり方が分からなくて悩んでる方もいらっしゃるので、この記事ではグリル塗装の簡単なやり方そして缶スプレー使用時の注意点についてまとめてみました。
これから挑戦しようとされている方はぜひ参考にしてみてください!
グリル塗装の仕方~前準備~
グリルは各車によって形状が様々ですが、大体クリップ6個~8個くらいを外せば取り外せます。
クリップが固くて外しずらい車種もありますがクリップは後からもホームセンターやカーディーラーで購入できますので躊躇せずに取り外しましょう。
グリルが外れたら、塗装に向けての準備になります。
準備するものは以下の4つ。
- ラバー塗料(ラバー塗料は失敗したときに剥がせるのでお勧めです)
- 足付け剤(ミッチャクロンスプレータイプがお勧めです)
- マスキングテープ
- 新聞紙
これらをそろえればクリル塗装の前準備は完了です。
ただ、スプレー塗料を使うため近所への配慮は行ってください。
特に風が強い日は塗料の飛沫が舞いやすいので避けた方が良いでしょう。
グリル塗装の仕方~実践~
ここから実践となるのですが、作業手順としてはマスキングと足付けを行います。
それぞれ説明します。
マスキング
マスキング処理は仕上がりに直結しますので、しっかり行ないたいところです。
マスキング面積が大きい場合は新聞紙を2枚重ねにし縁をマスキングテープでしっかり張り付けましょう。細かい部分はマスキングテープのみでハサミでマスキングすることをお勧めします。
足付け
足付けとは何もしないでいきなり塗料を吹いても被塗装面は塗料を弾いてしまい、うまく塗れません。そこで弾かないように被塗装面に塗料が付きやすくするための作業が足付けです。
足付けには何点か方法がありますが今回は初心者でも簡単に足付きをよくする「ミッチャクロン」という足付け専用剤を使用してみます。
マスキングが終わったら新聞紙を敷き塗装する面にミッチャクロン(足付け)を均一にスプレーする。
これを何度も均一に重ねて吹き残し無いように入念に。
なぜならこの足付け作業が仕上がりに直結するからです。
10分~20分風通しの良い場所で乾燥させます。
私個人の意見として、他の足付け方法は色々あるのですがミッチャクロンを知ってしまった今は戻れません(笑)。
缶スプレーグリル塗装の仕方
ミッチャクロンが完全に乾いたら、塗装開始です。
缶スプレー塗料は季節に関係なく40℃~50℃のお湯で温めておいてください。
温めることにより塗料のミストがより細かくなり仕上がりが良くなります。
簡単に説明すると缶スプレーでのグリル塗装の仕方は下記の工程です。
- 缶スプレーをよく振って2往復くらい吹く
- 乾燥後にまたスプレーする
- 約1時間放置
まず最初は缶スプレーをよく振りましょう。
これをしないとムラがおきやすいので注意してください。
そしてスプレー塗装では同じ場所でとどまらず常に平行移動させながら均一に吹きかけることが重要となります。
これをする理由はムラが発生したり塗料が集中し凸凹ができてしまうことを防ぐためだからです。
2往復もすればちょうどよいので、吹きかけたあとは5分~10分乾燥させて待ちます。
次に、乾燥後再度スプレーしてください。3回程度行った後1時間ほど乾燥のため放置しましょう。
均一にムラなくスプレー塗装するには、多少の慣れもありますが、コツさえ覚えてしまえば難しくありません。私の場合は何度となく失敗をして覚えていった経緯があるので、まずは丁寧に心掛けていきましょう。
缶スプレー使用時の注意点とは?
今回はラバー塗料のスプレー缶を使ったので、最悪剥がしてやり直しが効きますが、通常のスプレー缶塗料はやり直しが効きにくいです。
そこで、缶スプレー使用で注意する点は
- 風向きを知る。
- 塗装面の状態を確認します。
- 同じ場所にスプレーしない。
スプレー塗装ではホコリや虫は大敵です。風向きに注意してできる限り風上にほこりが出るような環境などは避けましょう。
同時にグリルに虫やほこりが付いていないことを確認してください。
液だまりやムラを防ぐために均一にスプレーをすることがコツです。
乾燥したらグリル全体を確認し、吹き残しがあれば同様に均一にスプレーします。
塗料が完全に硬化・乾燥するには丸1日かかりますので、完全に乾ききるまでは触れることは極力避けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
グリル塗装はポイントを押さえれば、初めて缶スプレー塗装をする人も簡単にキレイに仕上げることが可能です。
POINT①
マスキングはしっかりと時間をかけて入念に行いましょう。
POINT②
足付け作業はミッチャクロンで簡単、確実に行えるので吹き残しが無いように入念にいましょうう。
POINT③
スプレー塗装は一度に塗ろうとせず、重ね塗りを厳守しましょう。
以上のPOINTを参考に是非トライしてみてください。
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